こんばんは。Oたです。
すっかり春めいてきて、もう花粉が飛んでるらしいですね。
ところで、幽霊には足がない、とよくいわれますけど、シークエンスはやとも、という芸人が面白い説を唱えていました。
というのも、幽霊は上から消える、という説。
幽霊は鏡に映らないから、自分の顔を忘れてしまう。
しかし、自分の足を見ることはできるから、足だけが残っていくのだという。
心霊写真で、幽霊の手が映り込むことが多いのも同じ原理かもしれない。
幽霊は自分の手の記憶だけになって、誰かの写真に写り込んでいる。
昔一度だけ、友人の母から心霊写真を見せてもらったことがあった。
誰かの誕生日パーティーらしき集合写真。
後ろの子が、前の子の肩に手を置いていたりするのだが、その手が明らかに一つ多い。
よくよく写真を見ると、明らかに一つだけ歪な手がある。
指先がぼやけていて、人のものというよりはむしろ、ドラえもんの手のような形だった気がする。
今思うとそれは、自分の指先の形状すら忘れかけている朧げな幽霊だったのかもしれない。
Oた