やあ。

オカルトOL日記

オカルト好きのOLが日常を綴ります

そんな夜を探してる

こんばんは。Oたです。

 

一年半程、コロナ禍による引きこもり期間が長かったからか、喜びも悲しみも振れ幅が小さくなって、ここ数週間で戻って来つつある日常に心も体も追いついていない。

蛇口を目一杯捻った時みたいに、ジャバジャバと疲労が部屋を埋めていく。洗い物を片付ける間隔が段々空いていき、歯磨きのスペースを占拠している。部屋の隅の埃も、いつからあるのか分からないテーブルの上の栄養剤も景色に紛れて、あることすら忘れられている。

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月曜日。また一週間が始まった。何の楽しみもない絶望の平日が。深夜、真っ暗な部屋で中学生の頃から使っているコンポの電源を入れる。ラジオが0時を告げる。毎週欠かさず聴いてる番組『空気階段の踊り場』が今日も始まった。ラジオを聴いてる時だけは、何もかもを忘れられる。ラジオは聴くとき一人なのが良いのだと思う。

私はここ半年程、その番組に毎週欠かさずメールを送っている。数はそんなに多くないが、毎週送ることが大事なのだと信じて、送るようにしている。

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ごくたまに、送ったメールが読まれることがある。自分のラジオネームが読まれた瞬間、心臓が跳ね上がるのがはっきり分かる。私が書いたメールについて、二人があーでもないこーでもないと意見を闘わせている数分間、頭が真っ白になる。イク、とはこれだ。どんな内容であれ、メールを読んでくれたという事実が、存在を認めてくれているような気がして嬉しい。

生きててもいいことねーな、と思いながら生きてる。しんどいことだらけだし。けど、メールが読まれた夜だけは「生きててよかった」と思う。明日からもしばらくは生きていられる気がする。そんな夜をずっと探しながら生きていけたらいいな、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラワーカンパニーズで『深夜高速』。


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ニンニン、ドロン。